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最近の共学問題の経過
仙台市長「県教育史に残る汚点」 県立高男女共学化推進
河北新報より抜粋(2006年01月17日火曜日)
  宮城県教委が全県立学校の男女共学化推進を最終決定したことに対し、梅原克彦仙台市長は17日の定例記者会見で、「県の教育史に残る汚点だ」と、県教委の決定に異議を唱えた。
 男子校の仙台一高OBで「男子校こそ伝統」との持論から、県立高の一律共学化に反対の立場を取ってきた梅原市長。「伝統は決してないがしろにしてはならない。伝統的価値観がどれだけ重要かという認識が県教委には欠けており、強く批判したい」と強調した。
 一律共学化の見直しを公約に掲げた村井嘉浩知事も決定を了承した点に関し、「村井知事の心中はいかばかりか。県教委は公約の重みをどの程度理解していたのか、はなはだ疑問だ」と述べた。
 県教委の鈴木隆一教育次長は「教育委員が慎重に議論した結果。県議会も推進の請願を全会一致で採択した。知事の了承も得ており、計画通りに進めたい」と淡々と語った。
 県教委関係者の中には「商業高校の共学化など、仙台市立高校の再編問題が解決していないのに、市長が共学化をめぐって行き過ぎた発言をしては、身内である市教委が困るのではないか」と、半ば皮肉も込めて気遣う声も出ている。

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