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(2000.3/20作成)
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恥ずかしい話をした者
から
高4回 萩原 邦明
 仙台市体育館開設の仕事を命じられ、59年9月オープンと共に勤務することとな
って、市民の体育・スポーツの振興・普及に努力いたしておりました折に、高橋正道
先輩が体育館見学にお出の際、仙台二中・二高北陵会の例会に「するスポーツ・みる
スポーツ」というテーマで、何か話しされるようご依頼を受けました。
 この北陵会の存在・活動については、以前より伺っており偉大な先輩の方々の有意
義ある話を聴かれていたという事で、いずれ入会をと考えていた矢先に逆に話をする
立場にという事になり、私のようなものがと思っておりましたが、同期の横山脩平氏
もご来館になり身近なテーマとして気軽に話されるようお推めを戴きましたので、職
務上仙台市体育館のPRになればと存じ、お引受けいたす事にしました。
 最初六十年五月定例会での予定でしたが、六月に変更になったとのご連絡を戴いた
三月に一応話を纏める必要があるなと思い、もう一度テーマについて考えてみますと
意外とスポーツ競技の専門的知識がないと話せない事に気付き当惑してしまいました。
体育館で行われているスポーツ競技を対象としては、話題程度しかなりかねません。
従って自分の業務を中心にして行政面からの立場を基盤として何んとか纏める事が至
当と思い、「我国のスポーツの変遷」という事で勉学した事を基に、スポーツと社会
状勢との組合せ・相互関連性をからめ、最後は成人病とスポーツ、そして自己対応の
在り方を述べて纏めとしましたが、考えれば考える程、厚かましさに赤面しており、
折角ご参集くださった方々の貴重な時間を無意に過ごさせてしまった事に対しお詫び
申し上げる心境でした。
 会場には、市山先生・洞口先輩等保健体育学の専門家が見えておられましたので、
ますます固くなり、別な意味で意識している自分を感じておりました。
 しかしながら、高四の同期の方々・バスケットボール部の仲間の方々が多数お出で
くださいまして盛りあげてくれました。和らぐ雰囲気づくりに救われ、気軽に話させ
て戴いた事に深く感謝いたしております。
 その後入会させて戴き、各先輩講師のお話を伺う機会を得ました事は、本当に恵ぐ
まれたものと存じまして、今後ますますのご盛会を期待いたしたく思います。それに
つきましてもお世話くださる諸先輩に対し衷心より謝意を表し、ますますのご発展を
祈念したしております。
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