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喫茶店「ら・めーる」
(長南賢司著)
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平成22年9月18日土曜日、河北新報夕刊の一角に「マッチ箱の喫茶史」という記事が載っていた。以下は、その記事の抜粋である。
 振り向いた女性がかすかにほほえむ。 仙台市青葉区1番町の喫茶店「ら・めーる」が1960年前後に作ったマッチ箱のラベルには、小粋な絵が描かれている。
 ラベルの絵は、二紀会理事長などを努めた文化功労者の画家田村孝之助氏が店員の女性をモデルに描いた。 現在店を切り盛りする長尾道子さんの父博道さんが制作を依頼した。
 「父は絵がとても好きだった。マッチ箱にもこだわったんでしょう。」と道子さん。
 博道さんは慶応大医学部を病気のため中退し、仙台に帰郷。医師の道を断念して46年、 東三番丁通りに「ら・めーる」を開いた。芸術を愛し、若手画家らが作品を発表できる「画廊喫茶」 として店を開放。戦災で焼け野原となった街に1粒の文化交流の種をまいた。
 店は東三番丁通から東一番丁通に移転し、64年に現在の電力ビル地下へ。 博道さんは90年に亡くなる直前まで店に立った。そして今も「博道さんに世話になった」という古い常連客が店に顔を出す。
 「ネイルドリップ式の珈琲の入れ方を教えてくれたのは博道さんだった。 家で何度も挑戦したけれど、博道さんの味にはとてもかなわなかった。」と常連客。
 「父の時代のお客さんが今もこうして通ってきてくれる。わたしも頑張らなくちゃ」。 高校生のころから店を手伝ってきた道子さんも思い出を胸に老舗に看板を引き継ぐ。

 道場の壁に、三船久蔵先輩を筆頭に二中・二高柔道部員の名札が掲げられている。 三船先輩と同じ左最上段に、中33回愛知揆一先輩、一つ置いて、中36回長尾博道先輩の名札が掲げられていた。 当然、お会いしたことのない大先輩であったが、またしても、大先輩の素晴らしい足跡を知ることが出来た。先輩、万歳。

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