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(2000.2/12成)
思い出
中40回 大沼 茂三
東北本線・槻木駅より六キロ離れた山の中、成田部落七十三戸に住んでいます。
あこがれの仙台二中受験、受持の本校の先生には「無理だろうなあ」と言われました。
ところがまぐれで合格しましたところ、分校の同級生七人から大祝福を受けました。
受持の小室先生も夢か本当かといって学校にわざわざ行ってたしかめてくれ、
「本当だ」といって小躍りしてよろこんでくれました。
二中の校長河合絹吉先生、ブルドッグみたいなおっかない顔をしていました。
五十年前の出来事です。
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