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(2000.2/12作成)
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高齢化社会と義歯
高1回 懸田 利孝
七十五歳を過ぎると、からだの諸機能が衰えてくる。
なかでも、代謝機能の低下により、歯が喪失して咀嚼は著しく障害されてくる。
我が国における六十五歳の一人平均喪失歯数は十六本、無歯顎率は二十七%。
これが七十五歳になると四十六%に達する。
歯を失った場合には、義歯を装着するが、顎骨を中心とした周囲組織の劣化が
進行すると、充分に咀嚼機能を回復することが難しくなる。
私の開発したインプラント義歯は、このような義歯の働きを、自分の歯のように
改善することが可能となったいる。
目下、このインプラント義歯に新素材を導入して、より優れた性能になるよう
改良をはかっている。
この義歯は、従来の義歯に比べて違和感がなく、咀嚼能力も極めて高いものである。
義歯で悩んでおられる方のお役にたてれば幸いである。
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