思い出の二中・二高生活、恩師のこと | |
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高3回 木村 正武 |
高三卒の小生にとっては戦中、戦後の激動の期間を六ヶ年に亘り、同じ川内の校舎にて
過ごしたわけで、三十年過ぎた現在でも、つい昨日の様な出来事と感じられるものがある。 中学一年の時の恩師、ケタ将軍の一時間が、他の授業の数時間に匹敵する緊張感は、 つい十年前まで夢をみたことがある位だ。 日本が戦いに破れ、戦後間もなくアメリカ駐屯性が仙台にも来たが、校舎はアーミーに 占領され我々は半年間校舎を失ったわけで、七北田の山の中での授業(午前中炭やき)を 余儀なくされ、何を教えられたかを全然分からない程の炎天下での学習であった。 しかし、平和が来た。 運動会での全身真黒にスミをぬっての冒険ダン吉の仮装行列、野球の応援での我を忘れた 思い出は、書きつくせない。 |
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