友情の絆 | |
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高1回 熊上 亮 |
仙台二中・二高同期の集い(昭和十八年入学、同二十四年卒業の間)が盛大に行われた
のは昨春四月であった。 会場の母校と仙台ホテルに今や五十路半ばに達した百余名が集まり、忽ちにして当時の ヤロコダツに戻った。 この打てば響くような絆は、母校のよき伝統と就中よりよき教師に恵まれ、また戦中 戦後の枚挙に遑ない苦難の時代に育まれた友情の賜ものである。 今なお、その友情は見えざる糸のように我々を網羅し結びつけてるが、お互いこれからの 人生の中での得難い支えとなって、いぶし銀の輝きをましていくであろう。 同期の面々に思いをはせながら、その健勝を祈りつつ友情の豊かならんことを思っている 昨今である。 |
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