思い出の二高生活 | |
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高9回 佐藤 忠雄 |
昭和二十九年四月の入学だったが、母校をとりまく環境のすばらしさと学校の施設・設備の
立派さに圧倒された思い出がまず浮かぶ。 とくに広島から赴任されたばかりの生物の寺田先生が「こんなに樹木の多い学校は珍しい」と よく言われていたことを思い出す。 当時は戦後未だしの感があり、隣接の川内米軍キャンプのヘリコプター騒音に悩まされながらの 授業だったり、水害流失で臨時に架けられた桟橋まがいの仲ノ瀬橋を渡っての通学だったりであった。 そのような中で高校総体総合四連覇の偉業や、野球部による甲子園大会三回目の出場と華やかな 時期に思い出多い高校生活を送れたことを幸せに思っている。 |
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