思い出の二高生活 | |
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高5回 三塚 浩三 |
昭和二十八年の卒業で、世の中が戦後の混乱からようやく少しずつ落着きかけていた
時代であった。 写真部に所属し、放課後の多くの時間をあの西側階段下の湿っぽい暗室で過ごした。 三年の時、宮城県高校写真連盟を創設し、その第一回展を東一番丁の緑屋ホールで 開催したことなど思い出される。 当時は、芸術的な写真を撮るということより自分で現像液を調合し、引伸しをすると いう専ら技術的なことに関心が向いていた様な気がする。 その頃のメンバーは、二年生の最も熱心なリーダーであった高橋武夫さん(モービル石油)、 山本昭市さん(国税庁)、今野英樹さん、加藤喜昭さん等が、又一年上に西堀薬局の 鈴木弘明さんが居り、同級では阿部俊二(明治製菓)、間野量児(サッポロビール)、 佐藤茂(宮野鉄工所)等、一級下に三島卓郎(弁護士)、鈴木英夫(三菱銀行)等の 諸君が居り、今でも時々、先輩後輩を通じて交流を続けている。 |
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