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江尻選手 同行記
江尻選手 同行記
オダズモッコ江尻!!
(Vo3)
斉藤 茂(高22回)(2005.4.20)

オダズモッコ江尻!!
 本領発揮で今季2勝目。札幌ドームのお立ち台が似合う男だ。
 江尻本人によれば、江尻姓のルーツは「いわき」にあると言う。 ご当地と言っても本来敵地、「いわき」楽天戦でのお立ち台、他人行儀で通していたような気がする。
 江尻が「いわき」なら、江頭は福岡から佐賀にかけて、北九州に多い。いずれ、在所の地形が転化した苗字であろう。 「江」は入江、湾のこと。入り組んだ入り江の何処をアタマとし、シリとするのであろうか。 思うに、アタマと豪語するかシリと謙るか、東西の気質の違いを表わしていると穿った見方も出来てしまう。
 以前、浪人時代の江尻を大魔神佐々木の取材に同行させたことがある。 東北のチームが何故甲子園で思うように勝てないのか?江尻の質問に、佐々木はいみじくも東西の気質の違いを挙げたものだ。 心底自分を曝け出して野球を楽しめる輩は圧倒的に西に多いとも決め付けた。
 江尻もオダズモッコ!! が、罪と感じている節さえ窺える。 マウンド上でのあの無表情、自分を抑えようとしている健気な無表情だ。 本家本元のオダズモッコが関西風オダズモッコに呑まれてどうする。
 「オショスがりだおなぁ・・江尻!!」
 オダジどころは己に火を付けるタイミング。過たない為にもオショシがりは必要だ。 不器用でもいいから勝ち味を知ることだ。
 野球解説者の真弓明信氏が近鉄のヘッドコーチ時代に、<ヒーローインタビューの準備をしとけ>と言う流行語を作ったそうである。 まさにオダジどころを示唆した言葉ではないだろうか。
 <江尻 予習の成果>なる朝日新聞の見出しを見て、当日デスクが記事を採用した気持ちが痛い程分かった。
 問題は、このエピソードを担当記者がいつ拾ったかと言うことだ。 「毎日」にも載っていたのでスクープではない。試合前の談笑の折か、試合後の共同インタビューか。 この手のサイドネタを引き出すチャンスがあるとすれば試合前である。が、オショシがりの江尻が口にはすまい。 試合後であって欲しい。と言うのも、試合展開が主たる話題になる折に、江尻が意識して喋ったことがポイントになるからだ。 当然計算が働いてのこと。オダジどころで、オダズ文句をひねり出した成果を披露したものだと思いたい。 朝日新聞の記事にはオショシがりのオダズモッコの面目躍如たるものが窺える。

 3勝目のマウンドは今月26日札幌ドームでのソフトバンクス戦が濃厚だ。 スカイパーフェクTVGAORAとNHKラジオで完全生中継される。


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